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<web-produce 729> Re: noge.com の 表紙について




2000年8月23日(水) 16:39 に、私曰く:
>
> P.S. 預かったままの IDE HDD、どうしましょ。

 HDD で、あることを思い出しました。ということで、雑談ついでに。:-)

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(古場宅の)ノンリニアビデオ編集システム

機材の説明
    PC本体
	手持ちのマシンのスペックは、次の通り。
	    CPU:   Pentium III 650MHz
	    RAM:   256MB
	    Video: G400 MAX
	    OS:    Windows 98/2000 (dual)
    DVデッキ (SONY WV-DR9)
	http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/VD/WV-DR9/
    IEEE1394カード (Canopus EZDV)
	http://www.canopus.co.jp/catalog/ezdv/ezdv_index.htm
	ノンリニア編集システムの定番は、CanopusのDVRaptor。
	ただし、こいつは10万円近くする。
	EZDVは、最近のCPUパワーを活用し、ソフトウェアDVコーデックで
	エンコードするようになっている。(Pentium III 500MHz以上を推奨。)
	ノンリニアビデオ編集ソフト付き。
	    EZ Navi  … ビデオインデックス作成ツール
	    EZ Video … ビデオ再生/キャプチャツール
	    EZ Audio … オーディオキャプチャ/編集ツール
	    EZ Edit  … ビデオクリップ編集ツール(キャプチャも可能)
	手持ちのPCでEZDVが動作するかどうかをチェックするソフト(EZDV
	Test)を
	    http://www.canopus.co.jp/download/ezdv.htm
	からダウンロードすることができる。
    大容量HDD
	2GBで9分30秒、と計算する。
	40〜60GBもあれば十分。(60GBで約4時間。)
	リニアじゃなくてノンリニアなので、極端な高速性は要求されない。
	ということで、MAXTORの60GB IDE(5400rpm)を増設した。
	ファイルシステムは、FAT32にしてみた。
	    理由:NTFSよりもFAT32の方が速そうだ。
	       Windows 98の方からも使いたい。
    i.LINKケーブル
	(見つけた範囲では)市販品の最長は3.5m。
	DVデッキとPCの間に距離がある環境の場合は要注意。(EZDVにも
	2mのi.LINKケーブルが付属しているが、残念ながら届かなかった。
	もちろん、DVカメラの時は気にしなくてもよい。)
	コネクタに4ピンと6ピンがあるので、自分の機器に合わせること。
	    片側4ピン反対側6ピン、とか。
	ちなみに、WV-DR9とEZDVはどちらも4ピンだった。

値段
    WV-DR9
	希望小売価格298,000円のところを178,000円(+税)で購入。
    EZDV
	希望小売価格39,800円のところを税込み3万ちょいで購入。
    HDD
	MAXTORの60GB IDE(5400rpm)を税込み2万7千円弱で購入。
    i.LINKケーブル
	3.5m(4ピン<->4ピン)を税込み4,500円前後で購入。
    DVメディア
	スタンダードDV 270×5で税込み14,000円。
	スタンダードDV 180×5で税込み12,000円。
	miniDV 80×5で税込み7,000円弱。
	たまに、スタンダードDV 180×5が、税込み8,000円弱で特売品として
	売られていることもある。

DVメディア
    SPとLP
	録画モードにはSPとLP(SPの1.5倍)の2種類がある。
	SPとLPとで画質その他について特に違いは感じられない。
	ただ、SPはドロップアウトに強いらしい。
    スタンダードDVとminiDV
	スタンダードDV
	    SPモードで120分、180分、270分がある。
	    LPモードは1.5倍。つまり、180分、270分、405分になる。
	miniDV
	    DVカメラ用の小型メディア。
	    SPモードで30分、60分、80分がある。
	    LPモードは1.5倍。つまり、45分、90分、120分になる。
	WV-DR9は、この両方のメディアを問題なく扱える。
    ICメモリ
	全てのDVメディアにICメモリ付きとなしが存在する。
	ICメモリ付きは(当然)若干高い。
    解像度
	映像の解像度は720×480ドット。
	1秒に30フレーム。
    音声トラックの12ビットと16ビット
	12ビット
	    音声トラックが4つになる。
	    つまり、ステレオ音声を2トラック取れる。
	    カメラで撮影して編集する人向け。
	16ビット
	    音声トラックが2つになる。
	    つまり、ステレオ音声だと1トラックのみということ。

参照AVIとは?
    AVIには2GBの壁がある。この壁を破るために、参照AVIという形式が開発された。
    参照AVIとは、AVIのデータ部を
	foo.000
	foo.001
	  :
    という形式で分割し、foo.aviにデータファイルの絶対パスを埋め込んだ
    ものである。
    最大で約180分まで対応できる。
    参考資料: http://www.iodata.co.jp/products/video/gvdvc/page3.htm

MPEG化
    TMPGEncというフリーのソフトを使うと、AVIをMPEGに変換できる。
	http://www.yks.ne.jp/~hori/TMPGEnc.html
    Pentium III 650MHzの環境で、フル映像の縦横半分の解像度(ただし最高
    画質)のMPEG-1フォーマット(VAIOノートで無理なく再生できるフォーマ
    ット)を作ってみたところ、7分程度で1時間かかった。サイズは、1分あた
    り10MB程度。(縦横半分の解像度で映画MATRIX全編をMPEG-1圧縮してみたら、
    完成までに約20時間かかった。できたファイルのサイズは840MB。ノートに
    入れて持ち歩けないサイズではない。)

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古場 正行 (こば まさゆき)                           (((((((
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